「もう少しお金があれば生活が楽になるのに・・・」と感じている人は多いのではないでしょうか。こうした背景から、投資に対する関心が高まっており、サラリーマンが副業として不動産投資を始める人が増えてきています。
実は、サラリーマンが不動産投資に向いているということをご存じでしょうか。
サラリーマンが不動産投資に向いている理由
拘束時間が少ない
「投資を始めてみたい」と思っていても、忙しくてなかなか踏み込めない方も多いのではないでしょうか。株やFXなどの投資は価値が日々変動しているため、常にチェックしなければなりません。業務時間中にも変動が気になりチェックしてしまうようであれば、本業にも影響が出てしまいます。
一方、不動産投資の場合は、不動産を購入して家賃収入を得る投資方法です。入居者がいる限り、長期的に安定した収入が得られます。よほどのことがない限り、不動産価格の暴騰や暴落はないため、常に価格などをチェックする必要はありません。
また、購入した不動産をオーナーとして経営することになりますが、数パーセントの費用で管理会社に運用を任せることができるので、手間もほとんどかかりません。
融資を受けやすい
不動産投資は不動産を購入することになるので、ある程度のお金が必要になります。そのお金をすべて自分で準備できる方はなかなかいないはず。そこで不動産投資ローンを利用するのが一般的となっています。
しかしながら、誰でもお金を借りられるわけではありません。銀行が融資を行う際に重視するのは、「貸したお金が返済される見込みがあるかどうか」という点です。サラリーマンは毎月安定した給料が入るため、社会的信用が高く、銀行から融資を受けやすい傾向にあります。このため、自己資金が少なくても不動産投資は比較的始めやすいと言えます。
高いレバレッジ効果が期待できる
ローンを利用して不動産投資ができるということは、自分の持っているお金の何倍もの投資ができるということになります。
たとえば、自分の持っているお金が100万あるとします。利回り5%の投資をすると、年間で5万円の利益しか出ませんが、900万円のローンを利用して合計1,000万円で利回り5%の不動産投資をすると、年間で50万円もの利益を出すことができるのです。
このように少ない資金で大きな資金効果を上げることを、てこの原理の意味で、「レバレッジ効果」と言います。この高いレバレッジ効果は、ほかの投資にはない特徴です。
相続税対策になる
不動産において、相続税の計算基準となる評価額は、現金の評価額よりも低く評価されます。このため、相続税を抑えることができるので、相続税対策になります。現金を不動産に換えることで、土地は20~30%、建物であれば、築年数によっては30~70%程度に評価額を抑えることができます。
たとえば、下記イメージ図をご覧ください。
相続税は、相続財産の評価額が高くなるほど税率も高くなる方式です。時価と相続税評価額の差を利用するために、相続財産の評価額を圧縮することで、相続税が大幅に軽減できることになります。
生命保険代わりになる
銀行から融資を受けて不動産投資を行う場合、「団体信用生命保険」に加入しなければなりません。万が一、契約者が亡くなった、または高度障害状態になった場合に、代わりにローンの返済をしてくれます。残された家族にはローンなしの不動産が残り、その後も毎月安定した家賃収入が得られます。つまり、借金が帳消しされたうえで、不動産という資産を家族に残せるのです。
年金の代わりになる
公的年金だけには頼りにくい不安な時代です。不動産投資は長期的で安定した家賃収入が得られるため、私的年金の役割も担います。
【サラリーマンにおすすめの物件】
都市部の区分マンションを中古で購入するのがおすすめです。
都市部は人口が多いため、物件の需要も高く、空室の心配が少ないと言えるでしょう。また、都市部の不動産は資産価値が高く、節税対策にもなります。
区分の物件は不動産投資の中で小さい投資に分類されます。初心者で、初期費用を抑えて始めたい方におすすめです。
中古物件は物件価格が安く、高利回りが期待できます。また、購入前に入居状況を把握することができるので、空室リスクを避けることが可能です。
まとめ
サラリーマンが不動産投資に向いていることがお分かりいただけたでしょうか。不動産投資を始めることで、単純に収入が増えるだけでなく、相続税対策や生命保険・年金の代わりになるなどのメリットも多く、今後ますますその意義は高まるでしょう。