コンテンツマーケティングを行う上でのメリット、デメリット
2020/08/22

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のある有益なコンテンツでWebサイトへ呼び込んで見込み顧客のニーズを育成し、購買してもらうことで、最終的にはファンとして定着させることを目指すマーケティングの施策のことです。

一方、コンテンツマーケティングとよく混同されるコンテンツSEOがあります。

コンテンツSEOとはターゲットになるサイトやサービスを知らない見込み顧客に対して、価値のあるコンテンツを定期的に提供することで、サイトのSEOを改善しサイトへの流入を増やすための施策のことです。

そもそもSEOが自然検索でより多くのキーワードが検索結果に上位表示されるようにするための施策であるため、コンテンツSEOはSEO対策の一部であり、コンテンツマーケティングはさらに総合的な施策ということになります。

コンテンツマーケティングのメリット

広告費の削減になる

リスティング広告などの広告施策は広告費を支払わないと流入が0になってしまうため、一定の金額で出稿する必要があります。
しかし、コンテンツマーケティングは記事の作成に費用がかかりますが、公開後に記事更新を止めてもある程度の一定数の流入が見込めます。
そのため、費用を削減することが可能となるのです。

資産として蓄積される

リスティング広告などの広告施策は資産として出稿時のデータ以外特に残りません。
しかし、コンテンツマーケティングは公開した記事を非公開にしない限りは半永久的にサイト上残るため、コンテンツが資産として残ります。

集客率が高い

広告施策は出稿をストップすると流入が0になってしまいますが、コンテンツマーケティングは一定の流入数の獲得が見込めます。
また、ターゲットを明確化して記事作成することで、顧客になる可能性が高いターゲットへアプローチすることができます。

SNSでシェアされやすい

ユーザーにとって有益なコンテンツの場合、SNSでシェアされ拡散される可能性があります。そのため、自然検索からの流入だけではなく、SNSからの流入増加も見込めます。

デメリット

制作に時間がかかる

まずは企画をし、ペルソナ設定を行う、その後ペルソナに基づいた記事の企画を行います。
そして、企画に基づいた記事の作成をし、作成した記事の内容チェックするといった工数がかかります。
さらに、定期的に記事を公開するためには手間もかかります。
このように公開までに多くの作業が発生することになります。

定期的なコンテンツ作成が必要

コンテンツマーケティングは定期的な記事更新により検索エンジンから評価され様々なロングテールキーワードでの集客を見込めるため、定期的に記事作成を行う必要があります。
また、ユーザーも定期的に記事を公開しているサイトへ訪れるので、トレンドや最新情報も加味して記事の更新をする必要があります。

効果がでるまでに時間がかかる

広告の施策は出稿を開始するとすぐ効果が出ます。
コンテンツマーケティングは効果がでるまでに時間がかかります。

成果が見えにくい

効果がでるまでに時間がかかるため、成果がでるまでにも時間がかかります。
実際に記事公開してから1年後にCV(Webサイトにおける最終的な成果のこと)が発生する可能性もあるため、この期間内にCVを何件発生させるなどの目標数値を明確に定めることが難しいです。

このようにメリットがある一方で、デメリットもあります。

コンテンツマーケティングを実践する

STEP1:目標設定
コンテンツマーケティングの強みは、より顧客ニーズを高い水準で満たせる場所で情報を展開できることです。
そのためにはまず自分のオーディエンスとなるユーザーの特定と、ユーザーの行動を設計してコンテンツを展開する必要があります。

STEP2:ペルソナ設定
目標が決まったら誰にどのような情報を発信するかを、定める必要があります。
必ずペルソナ設定を行い、その後の行動変化に合わせたカスタマージャーニーマップ(顧客の行動が時系列を可視化したもの)を作成しましょう。
どのペルソナにどのタイミングで何のコンテンツを配信していくかを明確に定義することで、顧客から共感されより良い関係を築くことができます。

STEP3:コンテンツを目的に応じて設計し、検証する
どんなに完璧に設計しコンテンツを作り上げたとしても、それをオーディエンスにリーチ出来なければ何の意味もありません。
またリーチできたオーディエンスが当初予定していた層と違っても意味をなしません。
コンテンツ拡散と最終的にリーチ出来たオーディエンスが設計と相違ないかの検証を適切に行う必要があります。

顧客に次の段階へ促すことを意識して設計することが重要です。
コンテンツの制作スケジュールを作成し、その上顧客との関係を少しずつ深められるようなコミュニケーションを心がけましょう。

STEP4:制作、公開、分析
スケジュールが決まれば制作の段階に移ります。
そのコンテンツを誰にどのような形式でどう届けるかを決めて公開しましょう。
マーケティングやPRの知識も必要になるため、コンテンツマーケティングに関わるプロジェクトメンバーと均衡を保ち、調整することも大切です。
さらに設定した目標への達成度を計測ツールを使って計測し、次のコンテンツ施策の対策を行いましょう。

コンテンツマーケティングを継続するために

コンテンツの重要性は認識しているものの、実行できていないという悩みを抱えている方が本当に多いと感じます。
コンテンツマーケティングで成果を出すには、継続することが何より重要になってきますが、それこそが難易度を上げていると言っても過言ではありません。
どんな企業もコンテンツを公開し始めてから、すぐに成果が出ているわけではないということです。

コンテンツを追加し、さらにプレスリリースなどを用いてコンテンツを多くの人に見てもらうための仕組みを構築することで、徐々に成果が出るのです。さらに良質なコンテンツ提供しているという信頼から、信頼度UPや売り上げUPだけでなく、大手メディアとの提携などができるようになり、可能性が大きく広がります。

このように継続して質の高いコンテンツを追加していくことで、あるタイミングで加速度的に効果を実感できるようになるはずです。

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