ホームページを作ったものの成果が出ない理由はどこにあるのか、どうすれば成果につながるのか様々な要因となるものを探っていきましょう。
様々な方法があり、どの方法が一概にいいというわけではなく、すべての対策を実施していかなければなりませんが、一度に行おうとするのではなく優先順位をつけて成果を向上させていきましょう。
ホームページを作った目的
第一前提として、ホームページを作成した目的は一体なんでしょうか。
認知度のアップやお問い合わせの数を増やすなど、色々と実現したい内容はあるでしょう。
そもそもホームページは紙媒体と異なり、資金面で問題がなければ様々な目的を持たせることが可能です。
ただ、現実的には予算が限られていますのでその予算内で何がどこまでできるのかを考える必要があるのです。
一般的には下記のような目標を設定してホームページを作成することが多いでしょう。
・認知度をアップさせるためにホームページにアクセスしてもらう
・サービス・店舗・企業のイメージアップ
・実店舗に足を運んでもらうための集客目的
・問い合わせをしてもらえるような関心や興味を引き出す
・商品をオンラインで購入してもらう
具体的な目標を設定することで、細かく何をするべきかが見えてきます。
もし具体的な目標を設定せずに作成してしまった場合には、改めてゴールを明確にしましょう。
ホームページは作成すれば良いというものではない
ホームページの成果を左右する要素は多々ありますが、ごく基本的な要素のいくつかご紹介します。
デザインの品質で変わる
もしデザインが古いのであれば、デザインの改定を行いましょう。
全てを一新してしまうと、ホームページ作成会社への外部発注が必要になります。
ページ数が多ければその分費用がかかってしまうので、デザインを一新する際にはコスト面も含めよく考えましょう。
より良いデザインであることは大変重要です。
ホームページでより良い印象を与えるということは、商品やサービスの品質が良いものであると認識してもらえたといっても過言ではありません。
少なくとも競合他社と比較したときに、競合相手よりもいい印象を持ってもらえればその時点で一歩リードしているといえるでしょう。
設計の品質で変わる
作成時には単にページを作るのではなく、ユーザーにどのようなアクションをしてもらいたいかというビジョンを考えて設計を行うことも重要です。
サイト構造、メニュー設計などユーザーができるだけ容易にサイトの全体像を把握でき、目的の情報にたどり着けるようリードできるかということも成果を出すための品質として含まれています。
問題点を改善すること
ホームページの公開後は情報の追加や更新、アクセス解析に基づいた仮説、改善、検証を繰り返し、ユーザーの求めるものに近づけるように努力することが不可欠です。
その前提として、目的を定め何をするべきかという指標を明確にすることが大切です。
指標なく漠然と更新をしても、成果に結びつけることは難しいといえるでしょう。
ホームページは公開することがスタートラインであり、ゴールではありません。
ホームページから成果が出ないと闇雲にアクセス数を増やそうとしてしまいますが、そもそもホームページの内部に何らかの問題があることもあります。
問題点を見つける際には、アクセス解析のデータを見ながら慎重に検討していかなければなりません。
問題点がホームページの内部にあるのか、訪問者へのアプローチなのかを明確にして行うことが重要です。
集客するための手段
ホームページにアクセスしてもらう手段としては以下のようなものがあげられます。
SEO対策で自然検索から流入させる
SEOとは検索エンジン最適化のことで、Googleからの評価を上げることで検索結果ページで上位表示を狙えるものと思っていただくとわかりやすいでしょう。
ただしSEOは即座に結果が出るわけではなく、中長期的なものであるという認識をしていただいた方がいいでしょう。
まずは競合に打ち勝ち、少しでも上位に表示されることを目指していきましょう。
具体的にはホームページの情報量を増やす、1ページごとの内容を濃くする、文章や見出しを見直す、導線を見直すといった対策があります。
広告での露出
広告料を支払うことで、検索結果に広告を表示させるものです。
この有料検索を利用すると、検索結果ページの上部に比較的安定して表示できます。
有料検索は特に力を入れたい場合や類似キーワードなどで検索結果に表示させたい場合のほかSEO対策を進めながら成果が出るまでの間の短期施策としても有効でしょう。
このほかにも認知度を上げたい場合などバナー広告を利用するのも一つの手です。
SNSを活用し、拡散や直接流入を図る
FacebookやInstagramなどといったSNSで情報を発信していくのも良い手でしょう。
ファッションや雑貨、飲食店など特に個人向け商品の販売をしている場合に効果的です。
定期的におすすめアイテムや新商品、使用方法のアレンジの提案などを発信していくことでファンの獲得が狙えます。
SNSの特性として拡散しやすいというメリットもあります。
ただし継続することが求められますので、長期的に続ける必要があります。
ウェブ以外との連携
ホームページだからと言って画面の中だけで完結する必要はありません。
会社案内パンフレットやチラシにホームページのURLを記載したり、スマートフォン用にQRコードを掲載することで、興味を持った人をホームページに誘導することができます。
ほかにも名刺の裏や飲食店のテーブルなどにもQRコードを用意しておくなど、様々な方法でユーザーをホームページに誘導することが可能です。
Web集客は外部に任せるのも一つの手
Web集客には時間と根気が必要です。
特に集客効果の高いSEO対策やリスティング広告は専門知識が必要になることも多く、ノウハウがないと難しいかもしれません。
初めは自社の状況や主力となる商品、サービスを理解し、Webの運営を助けてくれるコンサルティング会社に依頼するのも一つです。
Webマーケティングが集客の要になっている今田らかこそ、その一部を外注することは珍しいことではありません。
外部サービスを上手に利用すればコンテンツの充実に集中できますので、結果的にサイトの質を高めることができるでしょう。
まとめ
目的が定まっていない状態で成果を測定することはできません。
ホームページは長い時間をかけて改善を繰り返し育てていくことが必要です。
目標が定まっていない場合にはまず目標をしっかり定めることから始めましょう。
そして目的達成のために改善を繰り返すことが大切なのです。
まずこの2点をしっかりできるかどうかが、成果を出せるかどうかの重要なポイントになります。
より良い成果を出すためにはユーザーが何を求めているのかを常に考え、ホームページに反映し続けながら時間をかけて忍耐強く試行錯誤していくほかありません。
自社の人材や予算と相談しながら、長期的な視野を踏まえた施策で運営していきましょう。